2022年 アメリカなどのIT開発事情
-アメリカの状況-
アメリカでの仕事をする中でアメリカは「天才」「先生」と呼ばれるスーパースターエンジニアがいる。
そのスーパースターエンジニアが全体の6割の開発を行う。
それ以外のエンジニアはそのサポートとして存在する。
そういったスーパーエンジニアは日本国内には少ない。
また、アメリカはエンジニアは充足している状況。
基本5点評価で3以下は容赦なくクビになる
ここは徹底的に定量的な評価で判断される。(コード量とか、レビュー回数とか?)
上司と仲が良かったエンジニアが翌日いなくなっていたなんてことはよくある。
(仲がいいなどは一才評価には入らない。)
クビは突然言われ、入館証、システムアカウントなどが一瞬で凍結され、私物は段ボールに詰められた状態になる。
アメリカでは、上司から怒られるという状況はまず発生しない。怒られないのですごく人間関係でトラブルみたいなことにはなりづらい。怒ってまでその人間を成長させるなどのモチベーションはなく、ただクビになるだけ。
仕事だけの関係性を重要視している。飲みに行くとかも基本ありえない。ウェットな関係は作らない。
(人間関係のもつれが無い分、トラブルにはなりづらい)
アメリカでは専門性でしか採用されない。その専門から他に移ることはできない。一生同じ仕事をし続けるしかない。
例えば C+エンジニアを他のモダンな開発に移行させるためにチャンスを与えるとかはしない。
モダンな開発者が必要なら、C+エンジニアを教育するなどせずにクビにして、モダン開発が専門な人材を採用し直す。
アメリカは徹底した専門化社会でエンジニアになるためには大学でCS(コンピュータサイエンス)を取ってないとエンジニア就職はできない。
そういう意味では日本は敗者復活がしやすい環境にある。文系からエンジニアになれるなど。
では優秀なエンジニアとはどういう存在なのだろうか?
例えば、東京証券取引所のシステムを米国でつくっていたのだが、そのテストが日本時間でしかできず、夜間でやらないとならないという状況があった際に、東京証券取引所のシステムをテスト環境として2、3日で作って来るエンジニア。
例えば、数万行のレビューみたいなことをやっても2、3分でリクエスト本人が心配だとおもっていたソース部分を的確に指摘してくる。