[dots講演議事:前半]エンジニア出身!現CEO兼CTO小俣泰明が語る、20代エンジニアが今身に着けておくべきスキル勉強会!!

2017年3月の勉強会。

たくさんの方に来ていただき好評だったため、公開します!

 

終身雇用がなくなった今、どこの会社でも必要とされるスキルを身につけることが、生涯安定した人生を送れる秘訣。キャリアは仕事をたくさん経験することで積めるが、それはゴールではないし、実務期間が短いことはネガティブでもない。自分自身の成長を考えたときに『変化できるか』の方が重要な要素。
今回は、【この数年先のエンジニアマーケット予測】と【エンジニアとしてこれからの未来を切り開くために必要な技術・スキル】について小俣氏にお話いただきます。
アルサーガパートナーズ株式会社 CEO/CTOの小俣泰明氏はもともと日本HPやNTTコミュニケーションズなどの大手ITベンダーで技術を担当し、システム開発やインフラ構築などのノウハウ・経験をしています。その後スタートアップベンチャーでのエンジニア経験、CTO経験、起業経験、多くのことを経験し、2012年に創業をした会社は、3年で180名規模の会社へと拡大し、IT業界でも大変有名なエンジニア・経営者です。
2016年に立ち上げたアルサーガパートナーズ株式会社はまだ少数精鋭のエンジニア集団ですが、未経験からエンジニアになっている方も多数。小俣氏が直々に技術指導をして、“強い”エンジニアを育てています。あれだけ多くの経験を積んでいる小俣氏はなぜ、今“強い”エンジニアを育成しているのか。その想いも聞いていただける勉強会です!

 

 

まず弊社サービスの紹介!!!:『ネイルマップ』

いきなり宣伝!?ステマかよ!

ネイルマップ
いえいえ!!!!!違います。

 

これは未経験の学生エンジニアが一人で全てを1ヶ月半で作りました。
iOSのみ。ただしサーバーサイド含む。( Androidもその後同じ人員がほぼ1ヶ月でリリース)
(それも理系でも無い普通のインターン学生)
つまり3ヶ月かかって開発するエンジニアに対して倍の能力を得ていることになる。
金額に換算すると50万円月給の人なら、150万円か75万の違い!!!!
単純計算でも75万円もの価値を生み出したことになる
技術力の差は圧倒的なコスト(利益)の差になる。
つまり報酬に直結するポテンシャルがある

 

いきなり結論!
今、一番重要なこと

スキルアップスピードを最大化できる環境に身をおくこと。

 

もしくは自分でその状況を作ること。(人間、自分で自分にストレスを与えるような課題を与えることは難しい)
もしくは自分のやりたいサービス作りをすることを見つける。楽しいことなら続けられるから。
(でもこれできる人は僕が今まで多くの人と面接した中で、1%程度くらいしかいない)

 

よくある事例を上げてみます

■会社に所属することで安定を求めると・・・

メリット、デメリット
・会社名でモテる(有名な会社な場合)
・もしかしたら40歳くらいで幹部などになって好きなことができるかもしれない。
・教育体制が整っている(名刺交換からはじまり、ロジカルシンキング、PMBOOK・・・・ITIL etc…)
・まぁ終身雇用の時代は終わったといっても終身雇用?
デメリット
・ぬるい
・ルーチンワークになりがち
・頑張ってもそこまで給与や報酬に影響がすくない
報酬が少ない状況やルーチンワークは個人の成長スピードは明らかに遅くなる。
ネイルマップの彼もこのような会社であれば、このようなアプリを開発することは無理だったといえる

■自分のスキルアップで安定を求めると・・・

メリット、デメリット
・一生転職で困ることがなくなる。IT業界は技術力がある人間は引く手あまた。
  技術力あるのに声がかからない!って人は是非僕にこっそりメッセージください^^;
    (自分は俗にいう就活をしたことが無い)
・会社への不満などを感じなくなる
   依存していないので、そもそも会社に不満があれば引く手あまたな自分にあう会社に移籍すればいい。
デメリット
・常にスキルアップしていかなくてはならない。
→これって人生の目的ができるんである意味、目的がない人より幸せじゃない?って自分は感じています。

 

楽にスキルアップすることはできない。そもそも1度スキルアップすれば終わりというものでも無い。
常にスキルアップを続けないとならない。
それはITサービスが進化し続けており、数年で開発手法から変わっていってしまう状況にあるため。

『そんなこともわかってる、だから勉強会にも参加してる。』

開発スピードをあげるためには
『設計力』と『度胸』と『コミットメント』
少しの『コーディング力』

・設計力に必要なもの

フルスタックな知識(これは一番は経験ですが、後ほどどこまでの範囲があるか説明します)
大規模アクセスサービスの開発経験

・度胸

完成なんて無い。そこでいったん完成と宣言できる力
作ったら最後ではないし、その後も改修しつづけられるわけなので。
ITサービスにおけるUIは2年で廃れる。
サーバーサイドシステムも3〜5年で廃れる。
3年くらい持てば良いというくらいの気持ちで作る。未来永劫使えるシステムなんてIT業界の技術が変わるので意識する必要無い。
どうせ、3年後にはレガシーな開発物だとディスられることを最初から覚悟しておく。

  • 個人的には過去のソースを引き継ぐ際にディスることってあんまりしたくない。文化的に良くないと思ってます
  • 絶対運用引き継ぐときは数年前のシステムの開発を引き継ぐため、レガシーでボロボロと言われるに決まっている。
  • それは一切気にしなくていい。

・コミットメント

ステークホルダーとの握り
上司とバグがある状況などの認識をもってもらう。バグが出たことを否定する上司、会社風土は絶対ダメ!!!!
改善フェーズで対応するものなどを事前に握る
リファクタの期間が後から必要になることを事前に握る

 

・コーディング力

対象のプログラミングの最低限の理解度があればいい。
現在のトレンドとしてプログラミング言語だけを覚えるというより、開発手法を覚えるレイヤーに来ている。

  • フレームワークやデザインパターンなどコーディングルールや規約系までに及ぶフェーズに入っている
  • 開発手法にはデプロイやGitフローの知識なども含まれる

 

次回に続く・・・

 

小俣泰明 勉強会 @dots
https://eventdots.jp/event/614029

 

小俣泰明 勉強会 @dots
TAIMEI人間的成長技術力